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サイエンス・コモンズ – Jesse Dylan

サイエンス・コモンズ – Jesse Dylan

Jesse Dylan(will.i.amのビデオクリップ「Yes We Can」の監督)による動画(CC-BY-NC-ND-3.0ライセンス下で提供)

via Jesse DylanがScience Commonsの理解を容易にする動画を作成 – Joi Ito’s Web – JP

ウェブはこれまでに文化を変え、商取引をする手段を変え、広告を打つ手段を変え、エンターテインメントの手段を変えてきました。しかし科学のほうでは、まだほとんど影響を受けていないんです。

この頃ではウェブを使えば、あっという間に必要な情報が見つかり、世界中の本などの題材がウェブから手に入るようになりました。科学者たちもやはり同じように、それを共有圏に置いて、探せるだけのものを探し出すようになるはずです。

研究者や医師が研究の整理整頓をすると、えてして起こりがちなのは、その多くが切り離された貯蔵庫、なかでも外に開かれていない建てっ放しの貯蔵庫に、置かれてしまうことです。これは単にいままで情報をそのように保存してきたというだけの理由です。世界中にはこのような科学研究の過程を進めることができる人がいるのに、かれらはそこにアクセスできない。外からはアクセスできないのです。

サイエンス・コモンズは非営利のプロジェクトです。わたしたちが目指しているのは、ウェブの仕掛けを、文化に生かしてきたように、科学に生かそうというものです。

サイエンス・コモンズにできることは、研究の流れをいままで以上に円滑にすることです。

科学者たちはあらゆる方面の資料から情報を集めているという意味で、最高のリミックスの達人です。そしてかれらはどうすればこの蓄積された知識がうまく働き合うかを分析しようとしています。わたしたちは、ウェブのコモンズ(共有圏)にそのデータを収納したいのです。そうすればほかの利用者もますます利用しやすくなり、新しい実験や新しい発見が知れ渡り、それでいて研究を管理する人、一部を管理する人と分けることができます。

わたしたちはなにも、複合薬、医薬、抗剤などの、知的財産権に割り込もうというのではありません。しかし、これらを所有する企業でさえも、これから発見が期待される基礎研究については、共有したほうが意味があるのだと認めはじめています。

システムとして、大事な発見については出てくる確率を増やしていき、すでに使い古しとなったとみられる情報が出てくる確率は減らす仕掛けを尤度関数をつかって整えれば、人体や医薬にかんする画期的な発見をとらえる確率はもっとも高まるでしょう。

ここでは、わたしたちの心は貢献するということで満たされていて、知識が共有されるとき、ものごとはずっと早く進むようになるのです。