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特許ライセンス

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Patent Licenses

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オープンイノベーションを推進するための特許戦略

クリエイティブ・コモンズは、地球規模または工業レベルで重要な課題の解決につながる技術を創造し、採用するためのプラットフォームを構想しています。オープンイノベーションの特徴は、市場に参加する様々な人の間で共有される知識を活用し、共通の課題の解決や内的なイノベーションの補助を進めることです。参加者には、企業や個人、納入業者、販売業者、学術関係者などが含まれます。

我々の目標は、特許の防衛的な利益を維持しつつ、合理的条件で誰にでも提供されるパブリック・ライセンス・オファーを通じて特許ポートフォリオをライセンスに供することを、特許権者に促すことです。多くの特許権者は、彼らが予測しないような分野で広範囲にまたは新たに適用できるような特許化された発明をもっています。しかし、そのような用途で活発にライセンスしたり、提供する術を知らないかもしれません。合理的な条件の下でパブリック・ライセンスによる提供をすることで、特許権者は他の人が新たな活用法を探すことを促すことができ、それは経済や環境に大きな利益を与える可能性があります。

ベネフィットを最大化するために、我々は特許ライセンスに以下の原則を提唱します:

1)ライセンスの契約条件は公表し、読む人全てがオープンに利用できるべきである;

2)オファーは正当で、完全であり、それに合意する人は余計な交渉なしに受け入れることができる

さらに我々は、無料または基本料金のみのライセンスや、使用される分野を全く、もしくはほとんど限定しないライセンスのもとで特許を使用できるようにすることを、特許権者に促します。そうすることで、発明を最大限に活用できるようになり、大きなインパクトを与えることや、これまでにない新たな使用法を見いだすことにつながります。

イノベーションを促進するために特許を用いる方法としてもう一つ重要なのが、研究者や科学者が特許訴訟の恐れを抱くことなく基礎研究を実行できるようにすることです。この目的のため、我々は特許非係争声明(patento non-assertion statement)を提案しています。この声明により、任意の研究のための例外がつくられ、誰でも非営利の研究へ使用できるようになります。これにより、裁判所が「試験的使用」の例外の範囲を狭く解釈していることの影響を緩和することができます。

これらの原則に基づいて、我々は最初の計画プロトタイプであるGXなどのイニシアチブとして利用できるような特許非係争やモデル特許ライセンスに取り組んでいます。