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CC0について ― “いかなる権利も保有しない”

CC0について ― “いかなる権利も保有しない”

CC0 とは、科学者や教育関係者、アーティスト、その他の著作権保護コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするものです。CC0によって、他の人たちは、著作権による制限を受けないで、自由に、作品に機能を追加し、拡張し、再利用することができるようになります。

CC ライセンスが、権利所有者に著作権を残しながら、再利用の許可を選択できるものであったのに対して、CC0は別の新たな選択肢を提供します。作品の作者に自動的に付与されてきた著作権やその他の占有権を放棄するという選択肢です。他のCCライセンスと異なり、「いかなる権利も保有しない」という選択肢を与えるものです。

なにが問題か

著作権保護期間が切れる前の作品をパブリック・ドメインにすることは、不可能とは言えないまでもとても難しいことです。適用するための簡単な司法手続きが用意されていることはほとんどありません。どんな権利が自動的に付与されているのか、いつどうすればその期限が切れるのか、あるいは自動的に消滅するのか、こういった法律は、地域の司法制度ごとによってそれぞれ異なっています。また、多くの司法制度においては、著作権保有者が法によって自動的に付与された権利を放棄すること、特に道徳的な権利の放棄が、事実上禁じられていることため、たとえ作者がよく法律に通じていて、作品をパブリック・ドメインに置くことを固く決意している場合さえ、簡単にできるものではないのです。

解決法

CC0は、この問題を解決するために、すべての著作権と関連する権利を徹底的に放棄するための方法を提供します。CC0は、汎用性を持ったツールです。特定の司法制度向けに移植されているわけではありません。これは、多くのオープンソース・ライセンスと同様です。つまり、CC0はすべての司法制度において完全に著作権放棄することを約束するものではありません。しかし、世界中にすでに存在する他の複雑怪奇な著作権制度に代わって、作品をパブリック・ドメインにするための最良でかつ最も徹底した選択肢であると考えています。

CC0を使う

パブリック・ドメイン認証(the Public Domain Certificaiton)と異なり、CC0はすでにパブリック・ドメインにあるものに対して使用されるべきではありません。しかし、まだ自分の作品に著作権やデータの所有権を保有している場合、その範囲において、権利を放棄するために使用することは可能です。さらに、CC0は、関連する著作権・データの所有権をすべて保有している自分の作品に対してか、または必要な権利をすべて保有している第三者の作品に対してのみ、適用することが可能です。