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オントロジーの共有と著作権についての考察

2009/11/03

知識を効率的に共有するための技術的に重要なコンポーネントである、サイエンス・コモンズの共有ボキャブラリーについての大切で(かつうれしい)ニュースです。

先週から、 OWL 2 (標準Webオントロジー言語)が、セマンティックWebに関する活動の一環として、ワールドワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)によって正式に推奨されています。サイエンス・コモンズアラン・ルッテンバーグは、今回の勧告を実現するために、 W3C 内で OWL ワーキンググループとともに、 OWL 2 の仕様策定に熱心に取り組んできました(ルッテンバーグは、オックスフォード大学のイアン・ホロックスと、共同議長を務めています)。 W3C は、 OWL 2 への移行は、 OWL でのユーザ体験を反映しているもので、シームレスな統合・スケーラビリティへのニーズに応えたものであるとしています。

W3C のアナウンスより:

( OWL 2 は、)特定の分野(エネルギーであれ、医療であれ)についての知識を獲得し、ツールを使用して情報を管理したり、検索にかけたり、学習を進めることができます。さらに、 Web テクノロジーを使用したオープンスタンダードであるため、複数分野の知識を統合するコストを抑制することができます。

また、 著作権ライセンスのコンテンツへの適用データへの適用といった、私たちのこれまでの成果を土台にして、オントロジーのための著作権についての考え方にスポットを当てた資料を、sciencecommons.orgに用意しています。長い間、オントロジーにはどのような方法でライセンスを与えればいいのか(あるいはしなければいいのか)という質問を受けてきました。適切な権利制度の観点からは、いつもはっきりさせるのが難しいトピックです。

資料では、オントロジーにはいつ著作権が発生するのかについてや、ライセンス保護について、またそれを実現する方法について、探求しています。

資料「オントロジー著作権についての考察」は、このサイトの読書室の中に置いています。

Wilbanks、Utne Reader誌により「50人のビジョナリスト」に選ばれる

2009/10/20

サイエンス・コモンズVice PresidentであるJohn Wilbanksが、ダライ・ラマや(クリエイティブ・コモンズの支持者である)Cory Doctorow、そして(Archive.orgの)Brewster Kahleといった顔ぶれとともに、「50人のビジョナリスト」の1人として選ばれました。

この「世界を変える、50人のビジョナリスト」選出は、アメリカに拠点をおく隔月のオルタナティブニュース誌Utne Readerによる、第2回目の試みです。選出結果に加えて、各ビジョナリストのバックグラウンドも紹介していて、Wilbanksのサイエンス・コモンズにおける功績が、科学情報の流通・共有において「nerdy but important message(非常に専門的だが、重要なメッセージ)」を投げかけており、技術革新と新発見を促していると讃えています。

Wilbanksは「私たちは知識のネットワークを持っている。私たちはそのネットワークを解放し、本当の意味で開かれたものにする必要がある」と述べています。

他のビジョナリストについても興味がある方は、こちらをご覧ください。

CC0がNatureの意見記事(opinion piece)において支持されました

2009/09/09

発表後のツールの共有に関して書かれたNatureの意見記事は、オープン・シェアリングを行うこと、それからデータをpublic domainにする際にCC0を利用することを明確に推奨しています。

データ共有をテーマにしたNatureの特集号(special issue)は、オンラインで公開されており、無料でアクセスすることができます。

“Post-publication sharing of data and tools”という前述の記事は、今年ローマで開催されたCASIMIRカンファレンスを元に書かれており、生物学実験の材料、限定的ではないですが、特にマウスとES細胞について議論されています。

覚えてらっしゃるかもしれませんが、我々がこのミーティングに関して最初に言及したのは6月のブログ記事で、実験材料のより効率的な共有活動を求めたNature誌の類似の意見記事が出たすぐ後に書かれました。この意見記事も、ローマで開催された前述の会合を元に書かれています。

今回の意見記事は、それらの考えを議論すべきアイデアの段階から、最小限の制限の下でのオープン・シェアリングの公式な推奨へと進めています。

ローマでの会合は、「リサーチ・コモンズ」を促進する共有活動を強く支持しました。リサーチ・コモンズの核心は、学術研究がデータや材料の使用や入手の制限による阻害されないというものであり、クリエイティブ・コモンズの理念と合致しています。

記事には、ジャーナルや研究費助成機関のより良質かつ明確なリソース共有ポリシーから、standard MTA利用、我々の著作権放棄方式であるCC0を使用して、データをオープンにして、public domainにすることに至るまで、サイエンス・コモンズが支持する優れた提案が、たくさん書かれています。

主要な公共データベースがデータのアクセスや使用を自由にすることはよくありますが、あらゆる使用制限に強く反発すべきです。我々は、たとえば新たに利用可能になったクリエイティブ・コモンズのCC0という著作権を放棄してパブリックドメインとする方式の下で、オープン・シェアリングを明確に進めることを支持します。

この記事を、発表前データの共有に関する理解を深めるものとしてだけでなく、より効率的にリソースを共有する方法についての情報としてじっくり読むことをお薦めします。